リタイヤ後のリスク対応法

リタイヤ後の収入の対策ですが、セミリタイヤでは一部労働や時間をともなう作業で収入を得ることで収入を途絶えるリスクに対応をすることができますが、資産の面ではどのような対策が必要でしょうか?

それぞれ検討してみます。

①収入源の分散

・インデックス株式中心の取り崩し用資産
・配当株(配当金)
・社債などの債券
・不動産などの別の収入現

株価の下落と配当金は連動しているものではありませんので
下落したところで配当金が普段とおり入金されるケースは十分に考えれます。
同様に不動産家賃による収入は、居住者が居れば問題なく入ってきますので収入は非常に安定してます。
収入源を分けておくことで収入を安定させます。

ただし、株式は上昇する局面もありますので分散すると、その機会も減ることになります。

どの程度分散するか、ご自身のリスク回避・リターンとの考え方次第です。

②取り崩しタイミングを分散する

株式の取り崩しについては、年初に一年分の費用を一度で取り崩すのでなく、年4回、毎月など分散することで暴落直後から取り崩しを避けることができます。
ただし、常に下落相場であれば早くに取り崩した方が有利です。
しかしながら、誰も予想できないものですのでリスク回避を優先するものです。

③現金パケットと金バケット

暴落時に資産から取り崩すのは収入源の原資を減らすことになりますので
基本的には売却できないと思います。

触らないようにするには現金貯金をあらかじめ用意しておき、
現金から引き出す「現金パケット」が一般的にです。

長期で保有するとインフレで高くなる傾向 田中貴金属・参考

これに加え、リセッション(不況)による
コモディティ(金)の上昇とインフレヘッジとして「金」を別途に持っておくのもベストです。
株が下落したから必ずしも金が上昇するわけではありませんが、
もし金が上昇したら金を売却して生活費に充てる方法もあるかと思います。
ETFの方が売却の流動性は高いですが、有事の「金」の側面として現物を保管しておく考え方もあります。

④働く

これは究極ですが、どうしても足らない、暴落してしまって将来不安となると再び働くのも別に責められることではありません。
副業の延長で収入を得ているのであれば、拡大する必要がありますしスキルの棚卸、即金性のアルバイト等、ある程度調査しておくのがよいでしょう。

いかがでしょうか。リスク回避方法を幾層にもしておくと資産を大きく減らすことは避けられると思います。

ただ資産が少ない内から保守的なポートフォリオをとると、逆にこれ以上増えるリターンもありません。

また計画通り資産は推移、あまり減らない場合等は年齢とともに現金や債券の割合を増やす、「時間軸」のリスク回避方法もできると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です