リタイヤ後の収入源は究極のところは、配当生活(不動産では家賃)でのインカムを重視しています。しかしながら、このやり方は正直まだまだ迷いがあるのが現実です。
4%ルールの資産4%取り崩すして収入を得るのがFIREブームで一般的に言われていますが、私は一定期間で自動的に入ってくる配当金の方が今までの給料と同じく、金銭感覚がしっくりきます。ただし、配当金は重大な欠点があります。
配当は税が大きな負担で障害になってきます。
米国株であれば米国より10%、日本で受け取るとそこからさらに約20%取られてしまうので、表面利回りの配当金額から、手取りは約7.2割しかもらえません。100円の配当なら72円の手取りです。これは常に変わりません。
4%の取り崩しですと、投資した元本から上回った分の利益から約20%の税です。例えば元本100円から200円と2倍に膨れ上がると、100円の利益から20%が税ですので20円が税です。つまり200円から20円が税ですので総額200円から10%となります。これを一部取り崩しとして100円を取り崩すと、10円が税、90円が手取り分ですので上記の配当の税とだいぶ異なります。
税制面では4%取り崩し戦略は理に適う感じですね。
ただし、株式はボラティリティが大きく毎年値幅があるので、特に暴落時期はなかなか取り崩しが厳しい状況に出くわすことも多々あるかと思います。
この場合は現金の貯蓄で賄うことも考えられますが、貯金が減っていく状況も重苦しいところです。
そこで初めに戻りますが、比較的安定的に支払われる配当金がやはり心強いです。この場合は税はなかば諦めですかね。
投資のコアとしてインデックスの投資信託もやっているので、株式が好調な時は取り崩しを行っても良いとも思っています。
リタイヤ後は配当金がコアとして、取り崩しがサブといった二刀流が良さそうかと考えています。
株式の配当だけでなく、鉄板の不動産家賃で賄おうかと思っていましたが、先日述べたとおり今はちょっとくじかれた状態です。最終的に条件が揃えば、一部でも不動産取得を目指したいですね。
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