インド投資はやるべきか?

なかなか悩んでる投資です。インド投資について検討していきます。

新興国への投資妙味の理由は?

今盛んに新興国投資が叫ばれている(バフェット太郎氏はよく言及してますが)理由をいくつか並べてみます。

  • 米国の利上げが限定的になり、以後利下げ。ドルの台頭が終わり新興国の通貨が上がる。
  • ドルが下がり資源高になり、新興国が有利。
  • 依然高い金利で米国企業の台頭が限定的となる。
  • 過去、米国不景気による株安からは新興国の方が回復が早い

キーポイントはマクロ的に米ドルの下落、資源高の状況です。

インド指数とS&P500

インド株指数NIFTY50とS&P500を見比べます。

上記グラフ(赤がNIFTY50)から、インフレが顕著になる22年中ごろから米国株の低迷、インド株の台頭と差が出てくる状況となりました。このころからよくインドの堅調ぶりがニュースに流れていました。

しかしグラフをよく見ると、NIFTY50のパフォーマンスはなんとS&Pとそっくりですね!

2009年のリーマンショックの暴落の底から比較すると、リーマンショックで米国がしばらく低迷するとインド株はいち早く回復したのが確認できます。しかしながら、一進一退といったところでどちらかが低迷すると片方が追い越すといったところでしょうか。

それにしても似ていますね。

そもそもインドはこれほどパフォーマンがよかったのでしょうか?実はNIFTYは通貨ルピー立てです。

対通貨も考慮

インドルピーはずっとドルに対して通貨安になっています。新興国投資に対しては通貨もよくよく考慮しないといけないですね。

日本円建てではどうか

東証にインド株ETFのインド株式指数上場投信(1678)があり、ベースはNIFTY50の指数です。円建てではどうでしょうか?

NIFTY50ではずっと右肩上がりでしたが、円建てでは円高により停滞する年もありました。コロナショック後は通貨の影響よりも株高が勢いよいパフォーマンスを出しています。

結論は?

結論は株価上昇への期待はこれからの経済成長とS&Pと負けず劣らずのパフォーマンスで依然高いです。

今後ドルの下落を想定すると、インドには有利です。ただし円に対しては円が金利を上げ始めると円高に振れやすいリスクもあります。

米国のパフォーマンスもまだ停滞すると決まったわけではありませんので、無理に投資することもないですが、上記の一進一退の相関性は分散投資をする上では投資妙味はあります。

インドへの個別投資は数少なくボラティリティも大きいので、現状ではETFか投資信託です。ただし、まだまだ経費率は高いのが多いですが、直近では経費率がやや低い(0.7%程度)の大和アセットマネジメントの「iFreeNEXT インド株インデックス」NIFTY50に連動する投資信託が出ているなど、徐々に投資環境は改善していきそうです。

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