前回から引き続いて22年度の配当金について語ります。
配当金をしっかり出す企業やETFに投資していると、よほどのことがない限り定期的に配当金は入りますので、配当は株価の変動に影響しないことが多いです。(もちろん業績不振では減配はありえます)
なので口数を増やすとおのずと配当金は増えるので投資のモチベアップにはうってつけです。
前年は株価は悲観ムードでしたが、配当金の増加は期待していたところです。
結果は如何に
下記は21年度と22年度の配当金実績です。税引き後の入金額です。(正確にはNISA分もあります)
21年度 | 22年度 | 増加率 |
1,250千円 | 1,384千円 | +10.7% |
結果は+10%増とちょっと期待はずれでした。
円安もあり+20%程度は期待していたのですが、そう簡単にはなりませんね。よほど増配が立て続けに起こらない無いかぎり、配当金が増えるのは単純に投資額の口数の増加が決め手です。
つまりは例えば年間に500万円投じても、5%の利回りでは年間の増える分は25万円しか増えません。(それでも大きい額ですが)
配当金を増すことに力を入れてきたつもりでしたが、これでは配当だけではなかなか生活できないぞ..とも思えました。(汗
他にも原因はあります。致し方ないものとして、インフラファンドがTOBして無くなったこと。アジア銘柄、中国、ベトナム株の配当がやっぱり不安定(減配や無配があった)だったこと。
このあたりは反省しています。新興国の中にはかなり高配当で魅力的なものも多いですが、やはり大型メジャーな企業でないとなかなか安定して配当を続けてくれません。いかに米国株、日本株が配当をしっかり出してくれるものかと改めて感じました。
ルール決めはしっかりと
上図は毎月の配当金です。傾向について確認したいのですが、毎年若干の入金ズレがありますので正確には前年月々で比較するのは困難でした。もう数年データを蓄積すれば棒グラフが右肩上がりに形成することだと願ってます。
22年度は株価の下落の動揺もありましたが、そこでしっかりと配当金を増やそうと、もがいた年でもありました。
今は資産形成の中盤にかかっていると思ってますので資産を減らさずに、しっかり増やしていく、盤石なインカムゲインを形成する目標を持っています。
しかしながら増やしたいあまりに焦って一部超高配当のQYLDに傾倒することになります。結果下落局面でコールオプションは見事に有効にならずタコ足配当を食らうことになりました。
高配当投資には一定の成果も出来ているつもりでもちょっと近道になりそうであれば、扱えないものに手を出しがちです。
出来ているところは素直に評価して継続する、具体的には優良銘柄は弱気な時には買えていると思ってます。これを継続して、他に魅力があるものはリスク管理して対処することを肝に銘じて進めていきます。
今は債券、社債、一定の配当がでる金鉱株等々をリスクを確認して投資しています。総額からは微々たる割合でしょうが、今後は配当とキャピタルゲインが得られると判断しています。
23年がはじまりましたが、まだまだインフレ、利上げ等の要因でなかなか良い方向へ市場は素直に転換していません。弱気はここぞチャンスとも捉えることもできますが、これからの企業の業績相場では下落余地があるとも言われています。
この先は誰もわからないですが、ホットな話題の投資にとらわれず、しっかりした投資は継続していきたいと思います。
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